hare-collection 丁寧に綴って行きたい娘たちとの日々

夏の旅行***3

夢の国で遊ぶのもいいと思う。
ポップコーンを食べ、ドレスを着て、カチューシャつけて
歌って踊るのも楽しいと思う。

だけど、ここにはすぐ隣にある現実が
なにより神秘に満ちていて、古くから受け継がれてきた物が
今も育まれていることを感じさせてくれる場所。

悲しい別れをしたサンショウウオがここにいてびっくり!
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実は ヤモリだったらしい。

三鷹の駅からの道がとても気持ちよく、あるく、という行為がこれほど楽しかったのか、と思った。

キュレーターとでもいうのだろうか、
迷子になろう!と呼びかけてくる美術館の案内人は
こどもたちの真剣な語りとても丁寧に耳を傾け、
じっと待っていてくれる。

いろんな話をしながら、「お手を触れないでください」ではなく
そっと、両手で大切にさわってね、という言葉に
こどもたちは背筋を伸ばす。

短くなった鉛筆が背を合わせてセロハンテープでぐるぐる巻きにされていて
ああ、このような場所から、あの物語は羽ばたいて行ったのかと、思った。
節約ではなく、大切にする心
ここの入館料はびっくりするほど安い
大人ではなく、子どもにとって
それはもう、毎日でもきたくなるほど。

こどもたちは、本の部屋が気に入って
まだ字もよめないのに、1人一冊ずつ選んできた。
自分ように、とずっしり重たい童話集を2冊も選んだ。
この書物の重みがなんとも嬉しく、
自分が文学少女?だったころを思い出した。

そして、美術館を上り詰めて行くと 巨神兵がいた。

言葉もない。

青いそらに鈍色の肩と俯いた首
そっと手のひらに包まれたいと思った。
頭の中をぐるぐるとエンディングのないファンタジーが回りだす。

来て良かった


その夜は、伯母がごちそうを作ってくれて
いただきながら、いろんな事を思い出し、泣いてしまった。
最近、私は涙もろいのかな。

嬉しい、ただひたすらに嬉しかった。
実の母では こうは行かない。
母に対してはプライドがあって、素直になれない
たぶん小さな頃から、そういう思いが、この伯母によって癒されていたんだと思った。

私は 伯母のような母として
3人の娘を育てて行きたい


by santa-rosa | 2012-08-11 21:13 | おでかけ